結果を出せていない時に示すべき姿勢や行動

考察

外資系企業では特に、仕事において結果が求められます。
ですが、かならずしも「結果が出ていない=ダメ」という訳ではありません。

結果を出している人は、怖いものなし。
周囲からいろいろ言われたとしても、ある程度好き勝手に行動できるでしょう。
これにはだれも、文句をつけられません。

だからといって、
「結果を出していない人は、役に立たないからクビ」
そんな短絡的な対応をしていては、会社が持ちません。

企業は、採用した人がより効率よく働けるように、努力する必要があります。
そうしないと、企業全体の成長が望めず、魅力を失くしてしまうでしょう。
最終的には、競合他社に人材を取られてしまう結果は明らかです。

上司や経営者は、結果を出している人だけでなく、
結果が出ていない人にもスポットを当てて、成長を促すのが正解です。

この時、日本では、
    「できることを頑張っていれば良い」
という考えが一般的ですが、外資系では通じません。
ここを勘違いして、ただ頑張ってしまうと、期待外れな結果を招くだけ。
自分の身を守れません。
頑張った経過や姿勢が免罪符になる、という期待は持たないようにしましょう。

それでは、どうすればよいのでしょうか?

今現在、結果を出せていないのであれば、
     「指導されたこと、指示されたことを完璧にやっていると証明する」
ここが大切です。
経緯や努力が伝われば、評価が大きく変わります。

具体的には、

  • 指導を受けたら、資料やプロセスを基本からなぞる
  • 我流な行動や基本の省略はせず、言われたことを愚直に試す
  • 試して結果が出ないのであれば、上司とともに反省し、対策を練る

このような行動が求められます。
結果につながっていなくても、

  • 「会社が求める通りに行動している」
  • 「ダメだった場合は分析をし、対策を講じて改善を目指している」

この2点をしっかり示しましょう。

行動・分析・対策・改善ができていないのに、

  • 「一生懸命がんばりました」
  • 「できる限り努力しました」
  • 「寝る間も惜しんで仕事をしました」

そう訴えたところで、自己満足にしかうつりません。

会社が示す戦略・Best Practice (最良実例・成功例)を学ぶ。
対策・改善の努力の経緯を見せる。
これが本来の「姿勢」や「経緯」であり、
本人の労働力や汗、涙は無関係だと心得ておきましょう。

「姿勢を理解してもらいたい」
こう考えた時、つい情に訴えがちです。
ですが一度立ち止まって、

「会社の指導に基づいた、正しい試行錯誤」
「経緯・経過を目に見える形で証明すること」

これらが重要であると留意し、行動にうつせる人になりましょう。

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