忙しさが柔らかく伝わる~a flurry of activity~

例文・トピックス

先日、オーストラリアの方から

  • “We have a flurry of activity going on.”

というメッセージが個人的に送られてきました。

これは、その方が向き合っている、現在の仕事の状況を説明する際に、
さりげなく用いられていた表現です。

ここで使われている flurry は、

  • 「短い時間に集中して起こる動き」

という意味の名詞です。

もともとは、雪がぱっと降りだすにわか雪や、
突然風が吹く突風などを表す言葉でした。

バタバタと何かが一気に始まる、というニュアンスがあり、
そこから転じて、仕事や連絡が一気に増えたような場面で、活用されています。

従って、私に送られてきたメッセージは、
「今、いろいろな動きが一気に起きている」という意味になるのですが、
雪や風といった自然にまつわるフレーズを使用していることもあり、
忙しいことが分かりつつも、やわらかく伝わる言い方だと感じました。

この表現は、

  • a flurry of activity
    → 活動が一気に起こる
    → 急に動きが活発になる

という風に、活動や一気に起きる場面だけでなく、動きが活発化する場面でも使用されます。
単語としても意味を持つflurryですが現在は、“a flurry of activity” の形で使われるのがほとんどです。

a flurry of activityと同じような表現の例は他にもあります。

  • a wave of activity
    → 活動の波が来る
    → 動きが押し寄せる感じ
  • a rush of activity
    → 活動が殺到する
    → 短時間に一気に忙しくなる感じ

これらのフレーズはすべて、
「急に動きが増える」という意味で使われます。chaos(混乱)のように、
「秩序がなくなる状態」を、直接表す言葉ではありません。

急に忙しくなった、動きがはじまった、
というケースで活用してみてください。

この記事をまとめていて、
以前仕事が忙しく「てんやわんや」と言いたかったのに、
英語で適した言葉が出てこなかった過去を思い出しました。

今あらためて考えるとシンプルに、このように表してもよかったのだと思います。

  • It was chaos.
    → 混乱していました。
  • It was a mess.
    → ぐちゃぐちゃでした。

ビジネスの場面で使用するなら、もう少し落ち着いた、こんな表現もあります。

  • Everything was all over the place.
    → 物事が整理されていませんでした。
  • Things were very hectic.
    → とても慌ただしい状況でした。

立場が上の相手や取引先相手へ忙しさを伝えたい場合に、使ってみてください。

友人同士のフランクな会話、仲間同士が集まるオフラインの場面であれば、このような表し方もあります。

  • running around like headless chickens
    → 右往左往している
    → てんやわんやの状態

直訳すると、首のない鶏のように走り回る、という意味になります。
ちょっと怖い話ですが、鶏は首を切られても、
しばらくの間でたらめに走り回るのだそうです。

この様子から、コントロールを失って混乱している、
すなわち「右往左往」や「てんやわんや」を表す言葉になりました。

海外の人であれば、意味がすぐに伝わりますし、
どんな風に忙しいのか、情景が浮かぶと思います。

ただし、オフィスで発言する場合には、少し使いにくいフレーズです。

気心の知れた身内や仲間内だけで活用するのに、とどめておくのが良さそうです。