年明け最初の記事に、何か、良い言葉をと思っていた時に思いついたのが
英語のフレーズでの「Good for you!」という言葉です。
この言葉を文字通りに使うなら、
「Lemon is good for you because it is rich in Vitamin C.」
レモンはビタミンCが豊富なので健康に良い。
このような例文になります。
“健康に良い”という意味で使われることが多い「Good for you!」
ですが、中にはこのフレーズを、相槌に使う例があります。
「週末にレストランに行ったの」
「Good for you!」
「ジムでワークアウトしているの」
「Good for you!」
恥ずかしながら、はじめてこのように返された時、よく意味が分かりませんでした。
「レストランへ行くのが、私にとって良いこと? 相手には関係ないのでは?」
「ジムに行ったのは、健康に良いことだけど、相手から言われる言葉だろうか?」
そんな風に戸惑っていました。
「自分にとって良いかどうか、他人が判断するのは変ではないか?」
と考えていたんです。
ところがある日、日本語でも同じような表現があると気付きました。
それが、
「いいね」
「良かったね」
という相槌です。
「Good for you!」
と返してくれた相手は、
「レストランやジムがあなたの健康に良い」
と言っていた訳ではなく、
私が嬉しそうに話しているから「いいね」「良かったね」と返してくれていたのです。
「あなたに良いできごとがあって、私も嬉しい」
というイメージでしょうか。
それを理解してから、「Good for you!」を快く受け取れるようになりました。
日本でも、
話題の観光スポットに言った時、
新しい服を買った時、
珍しいお土産を貰った時、
「いいね」や「良かったね」が飛び交います。
海外の人と話していて、相手が日常のできごとを嬉しそうに話していたら、
ぜひ「Good for you!」と声をかけて、共感してみてください。
今年のお正月はいかがでしたか?