Devil’s advocate悪魔の代弁者になろう!

考察

最近、会議に参加していて、
「なるほど」と思った会話がありました。

海外相手の会議で役立つ情報のため、ここでシェアいたします。

外資系で働いていたり、取引先が英語圏だったりする場合、
会議などで 「Let me play the devil’s advocate here」という発言を耳にすると思います。

この「Devil’s advocate」というのは
「会議の検討が健全であると確認するために、あえて反論する」
「議論を活発にするために、わざと異論を唱える」という意味を持ちます。

会議=単純に意識を確認する場、ではなく、
会議=共同作業で検証・検討して物事を決定・動かしていく場所。

こう認識しているからこそ、使える手法だと感じました。

母国語が英語ではない私たちにとって、
「Devil’s advocate」はとても簡単かつ有効に、会議へ参加できる方法でもあります。

「細部まで完璧に理解している!」
英語圏の会議でそう断言するのは、難しい私たちです。
母国語で検討が進んでいる会議での発言・貢献に、
苦手意識を持っている方も多いと思います。

だからといって発言しないと、会議に貢献できていない……
という最悪のケースになります。
勇気を持って疑問を投げかけることは可能ですが、
場違いな質問をしていないか、
不安やドキドキを抱えながらの発言になるのは明らかです。

このような場合も、
「想定した状況で考えられる、最悪のケースや例外的なケースを提唱する」という行動は、
比較的担いやすい役割です。
想定したケースが論外・見当違いであっても、そこまで問題になりません。

こうやって積極的に
「How about I play the devil’s advocate here.  What if….」と話すことで、
会議に権威ある貢献をしつつ、陰で自分の理解もこっそり深められます。

上手な発言の方法が分からない、という方は、ぜひためしてみてください。