グローバルビジネスは、メールでのやりとりが必要不可欠です。
その一方で、メールというのは
非常にもどかしいコミュニケーションツールでもあります。
メッセージだけでは本音や複雑な背景が分かりづらいこと、
相手とすれ違いが起きやすいことから、
面倒に感じている方が多いと思います。
また、メールでのやりとりは、
1対1ではなく、ccで複数人と連絡を取り合うケースが少なくありません。
この時、上司や幹部を除いた、現場メンバーだけで話をしたい場面が出てきがちです。
ところが、関係者だけに絞ってメールを送ったものの、
「上司や幹部にも伝えた方が良いのでは?」
「このアイデアを今すぐ上司や幹部に伝えたい!」
そんな心配性の人、盛り上がってしまった人が、
上司や幹部をccに追加してしまい、
現場の本音が不用意に広まってしまった、というトラブルがよくみられます。
場合によっては、上司や幹部に対する不平不満を述べているケースもあるため、
情報が流れないように注意が必要です。
このような時は、「現場だけで話したい」と意図を、先に明確に示しておきましょう。
具体的には、
「I dropped Mr.XXX intentionally」と伝えてから
現場間のメッセージに入ります。
「意図的にXXXさんを落としました=追加するなよ!」という意図が伝わるため、
上司や幹部の追加を未然に防げます。
逆に、現場だけで話をしているところへ上司や幹部を入れて、
自分の正当性を主張したいケースもあると思います。
そのような場合は「Adding Mr.XXX to keep me honest.」と伝えましょう。
追加しました、と事前に話しているため、
メンバーが上司や幹部を勝手に外す行為を避けられます。
もちろん、上司や幹部には見て欲しい情報を公にできます。
現場で役立つ二つのメッセージ、状況に応じて使い分けてみてください。