面白い人になってみる

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あなたにとって、”面白い人”ってどんな人ですか?

場の雰囲気を明るくする人、食事や飲みの席で会話を盛り上げてくれる人、聞き上手かつ話し上手で笑わせてくれる人、、、

コミュニケーション能力の高さに「羨ましい」と思う人も多いのではないでしょうか?
言葉が通じなかったとしても、持ち前のコミュニケーションスキルで何とかなってしまう人、思い浮かびませんか。「自分にもっとコミュニケーション能力があったら、苦労しないのにな」なんて思ってしまいますよね。

私は、正直言ってコミュニケーション能力がないと自負しています。
冗談も言えませんし、初対面の相手には顔つきがこわばってしまうこともあります。
正直、日本語での会話でも相手を楽しませることができているのか微妙なところです。

自分ではそんな風に思っていますが、先日、知人にこんな一言を言われました。
「いつもニコニコ笑顔で、ユーモアがあるよね」
コミュ力に自信のない私からすると、「I nearly fell off the chair」=ビックリして椅子から転げ落ちそうでした。

それでも、そんな評価をいただけるまでになれたというのは感慨深いものです。
実は、私は約20年ほど前に英語を使った職に就いたそれ以来、努力し続けてきたことが3つあります。

リアクションを大きく

1つ目は、人の話を聞く時のリアクションを大きく取ることです。
多少大袈裟だと思えるくらいにニコニコと笑顔で対応し、頷くようにしました。
当然、真剣にリアクションします。
大袈裟なくらい驚く、大きく頷く、同意を示して手を叩く。なんでもやります。

引き出しを用意しておく

2つ目は、日本語での会話の際に自分が多用する話題を意識的に英語訳して、いつでも使えるように準備しておくことです。自分がよく使う話、生い立ち、経験談、例え話、など小さいものも英語に一度直して、しかも言いやすいように書き直しました。覚えることはしませんでしたが、書くことで言いやすくなりましたし、事前に整理したことで話しやすくなりました。

ユーモアを入れる(恥を忍んで修行する…)

3つ目は、メールでのやり取りには、できるだけユーモアを加えることです。
メールであれば、反射神経は入りません。
鉄板、ベタな対応でも、最悪オヤジギャグでもいいから、入れてみます。
会話であっても、日本人どうしなら使わないような使い古したリアクションでも、思いつけたらやってみます。
そして、心の支えになるのは、「ベタ」であっても「使い古し」であっても海外陣とであれば、なんとかなるからです。「ウケる」か「不思議な人だな」か「よくわからないけど笑いを取ろうとしているらしい」という好意的な理解をしてくれることが多いのです。
恥ずかしい話ですが、そうやって色々試行錯誤するうちに、ある程度できるようになります。

この3つを徹底することによって、
「会話していて気持ちの良い相手」であり、「顔の見えないメールのやり取りでも楽しい」と思ってもらえるようになったのだと思います。

未だにコミュ力には自信があるわけではなく、ユーモアや冗談も修行中です。
笑いをとる会話術なんてものがあるわけでもありません。
でも、穏やかな仕事の雰囲気を伝えられ、気持ちの良い仕事に繋げることができるようになりました。努力を微笑ましく見守られているのかもしれませんけれど。

相手に気持ちの良い対応をとることは、結果的に自分の気持ちにも大きく繋がると思いませんか?
自分なりに努力し続けてきたことが実を結び、良い方向へ繋がっていくのではないかと思います。