忙しさから離れてリラックスしたいとき、どんな英語表現を使っていますか?
英語でも「relax」という言葉があり、そのままでも通じるのですが、
先日、よく表わしてるな、と感じるフレーズがあったので、ここで紹介します。
この言葉を使った女性は、抱えている仕事の準備があまりにも大変で、
色々問題が起きながらも、乗り越えてきました。
そして、「緊張もプレッシャーも半端なかったのよ」と話した後で、こう言いました。
“I had to decompress”
直訳すると「解凍しないといけなかったのよ」ですが、
彼女の意図は違います。
まるで氷が溶けるように、ガチガチになった肩の力を抜くように、
リラックスして「Unwind」=ほぐさないといけなかった、
そんな気持ちが表現されています。
この一言だけで、ハードな業務をやっと終えたのだと、すぐ理解できました。
「I had to decompress」のように、英語でリラックスを表わす言葉は、他にもあります。
中でも有名なのが、「Chill out」です。
日本語でも「チルする(のんびりくつろぐ)」といった言葉が最近は浸透していて、
若い世代を中心に使われています。
ゆっくりできる場所のことを、「チルいカフェ」「チルするレストラン」「チルスポット」と呼んだり、
癒しの曲を「チルい音楽」と表わしたり、
落ち着ける場所や音楽、空間などに人気が集まっているようです。
他にもあります。
- Letting off steam =”I go for a run to let off steam after a stressful day.”
これは、直訳すると「蒸気を逃す」という意味ですが、疲れやストレスを何かで発散する、
という場合に使われます。
- Kicking back = “I’m just going to kick back and enjoy my day off.”
そのまま捉えると、「後ろに蹴り返す」という言葉ですが、
実際はリクライニングチェアに座り、のんびり過ごす、というイメージの言葉です。
ゆったり座る、という意味もありますし、
のびのびとリラックスしている様子を表わす場合にも使われます。
- Unplugging : “I’m unplugging this weekend to recharge my batteries.”
電源を抜くという意味のある言葉です。
仕事から離れてリラックスする、テクノロジーと距離を置いてデジタルデトックスする、
という場合によく使われます。仕事で毎日パソコンとにらめっこをしている場合は、
この表現が最適です。
考えてみると、リラックスに関連する言葉は日本語でも、
英語でも非常に多くの表現がありますね。
それだけ私たちが、日々の仕事やこなさなければ行けない日常に追われている、
という表われかもしれません。
あなたは最近、リラックスできていますか?
疲れが溜まっているのなら、
ちょっと足を止めて、自分のためにのんびり過ごしてみてください。
一時の休息が、その後のパフォーマンスを上げてくれるはずです。