行動次第では200点も! 「報告」の大切さ

考察

皆さんは、仕事を終えたときに報告、していますか?
「もちろん!毎回欠かさず、丁寧にしているよ」
という人もいれば、
「忙しいとつい忘れてしまう」
「報告はするけれど、結果だけ」
という方もいると思います。

仕事の報告やその後の行動は、周りからの印象を大きく変える部分。
だからこそ、自分の価値を高める報告、周りからの信頼が得られる報告が重要です。

たとえば、こんな思いで仕事をしていたとします。

  • 「この仕事、一生懸命頑張ります」
  • 「言われた仕事を、やりました」
  • 「他の人より、成果が出ています」

仕事にたいする姿勢や現状、結果などが含まれた気持ちですが、
これだけでは仕事の評価が100点満点だった場合、頑張っても80点までしか取れないと思います。

では残りの20点は、どうしたら取れるのでしょうか?
答えは、

  • 報告:10点
  • 見解・分析・対処:10点

だと私は考えます。

もちろん、やるべき仕事をこなして80点を取れれば、充分に合格点。
その業務について、文句を言われる筋合いはない、というケースがほとんどです。
ですが、
指示や依頼を完了した後、または遂行中に、ちゃんと報告できれば、
それだけで10点がプラスされます。

伝えるだけで80点が90点になるのなら、ぜひやるべきですよね。

これまでの仕事を、ちょっと振り返ってみてください。
報告を後回しにしたり、まあいいかと省いたりした経験があるかもしれません。

日々のささいな作業。
突然お願いされた業務などは、とくに結果報告がおろそかになりがちです。

  • 「業務が完了しているのは、一目見れば明らかだし」
  • 「誰でもできる仕事だから、いちいち報告したら逆に迷惑かも」

そんな風に考えて、報告を控えたのかもしれませんが、
このような場面でもきちんと報告ができる人は、10点加点の対象です。

つねに報告ができる人間になると、

  • 「あの人との仕事は、聞かなくても報告が来る」
  • 「結果が気になる時は、メールを探せばかならず報告が入っている」

という安心につながるため、信頼関係を築けます。

毎回ていねいな報告書を作る、という必要は無く、
たった一行で大丈夫なテクニックです。毎回の完了報告で、プラス10点を獲得してください。

余裕があれば、報告に所感を入れると、さらに10点がプラスされ、100点を目指せます。

仕事を観察した結果、自分の気持ちや心象を加えると、単純な作業であっても価値が追加されます。
報告で、問題点を指摘できれば、ビジネスセンスが光ります。
指摘した問題に解決策を提案できれば、リーダーとしてもセンスが発揮できます。
提案した解決策をもとに、以後の行動・対応を改善できれば、
100点を超えて200点の価値が生まれます。

毎回200点を目指す必要はありませんが、報告で10点をプラスする。

伝えるべき問題点や解決策がある場合は、
できるだけ伝える、という行動は今すぐできます。
報告を習慣化しながら、200点に近い動きができるように意識する。

これだけでビジネスの結果が大きく変わると思いますので、ぜひ試してみてください。