英語の文章は大文字で書いてはいけない

ちょっとしたコツ

日本語には、漢字やひらがな、カタカナなど、豊かな文字表現があります。
同じ単語でも「しごと」「仕事」「シゴト」と書き分けることで、単語や文章が持つ雰囲気や意図をかんたんに変えられます。

表現については英語でも、いくつかの表し方があります。

  • Work(太字)
  • Work(イタリック)
  • WORK(In Capital大文字)

などが有名ですが、最後に紹介した「大文字で書く手法」は、注意が必要です。

アルファベットだけで書かれた文章をみていると、
どうしてもメリハリがない気がしてしまい、
太字にしたりイタリックを使ったりしたくなるものです。

同じように、相手に伝えたい言葉、メリハリをつけたい部分を大文字で書いてしまった場合、
大声で叫ぶようなイメージ、ともすれば「怒鳴りつける」という意味になってしまいます。

相手へ何かを打診する際に、不用意に大文字を使ってしまうと、

「感情的に怒っているのか?」

そんな風に、慌てて対応されるケースがあるため、知らずに使用しないようにしましょう。


とはいえ、私はその事実を知っていながら、知らんぷりして使うケースがあります。
相手の注意を引いて、対応を引き出したい時です。
たまにであれば、相手は私が日本人だと知っているため、

「この表現は大声で怒鳴りつけているようなものだから、滅多に使っちゃダメだよ」

そんな注意を受けるだけで済みます。

「あー、そうなんだ。わかったぁ
(その滅多に使わない手を使わせるほど貴方が私を怒らせたんだけどねぇ)」

心の中でこんな風に思いながら、笑って流すのが定番です。

まあ今回、ここで知っていることを白状してしまったので、
今後は“知らないふり作戦”を使えなくなりましたが。