つい忘れてしまったタスク。
失敗してしまったプロジェクト。
時間厳守だったのに遅刻してしまった会議。
このような場面に立たされた場合、
成果や実績が大切な外資系では、致命傷になるケースが少なくありません。
ですが、
ここで自分を正当化しようと、言い訳するのはNGです。
といっても、日本でよくあるような、
・言い訳は潔くない
・言い訳すると反抗的に思われる
・言い訳は正当性がなく、自己肯定にみえる
そんな理由ではありません。
外資系では、
できなかった理由を述べるのではなく、
事実に基づいた分析とリカバリ策が求められます。
失敗を振り返るのではなく、
どう改善していくのか、
ここが伝われば大きなハンデにはならないのです。
この時、間違えやすいのが、改善のための再発防止策策定です。
外資系では「再発防止策」に重きは置かれません。
状況は常に流動的であり、考えた再発防止策が通じるかどうかは不明です。
・失敗してしまった現状を、どう成功に結びつけるのか。
・転んでもタダで起きないために、どうプラスに持っていけば良いのか
これこそが“良い言い訳”です。
実現性の高いプランを立てて、達成を目指し、淡々と対応しましょう。
No Drama.
Move on to the next step so that we recover.
失敗の一つや二つで、どうにかなる様な減点主義ではない。
結果を出すための通過点にしてしまえばいい。
というのが、外資系の考え方です。
だからこそ、これからは失敗しても堂々としていましょう。
開き直りは困りますが、
落ち込んだり悩んだりしていても、事態は改善されません。
どうしたらリカバリした上で、
さらに良い成果を出せるのか、具体案を出して完遂してください。
- タスクを忘れてしまった場合は、
間に合わせるためにどうするのか、アクションプランを説明し、リカバリする。 - プロジェクトに失敗してしまったら、
失敗を凌駕する作戦を練り周囲と共有、完遂をする。 - 遅刻してしまったら、
迷惑をかけてしまったと素早く端的に心からお詫びをして、会議へ積極的に貢献し挽回する。
このような一手が求められます。
実際のところ、上司は
こちらが思っているほど、部下の様子を気にしていません。
また失敗するたびに、いちいち叱ろうとも思っていません。
将来的に結果が出れば、途中経過の失敗は不問になります。
上司や周囲が納得できる成果を目指して、前向きに行動しましょう。