積極的と自発的の違い

例文・トピックス

今年も人事評価の季節がやってきました。

私も関係者として360度評価をしていたのですが、
評価を下す際「Proactive」という言葉と、「Self-Starter」という言葉の温度差を感じて、
色々と考えさせられました。

Proactive = 積極的に
これは、物事が起きてから対応するreactiveではなく、自ら積極的に対応する様子を指します。

Self-Starter=自発的に
こちらは、指示待ちではなく自発的に行動する、という様子を表わします。

似たような意味の言葉ですが、
海外のビジネス市場は、 Proactiveでは物足りません。
何か起きてから、それに対処するreactiveは論外です。

物事へ積極的に対応する、という動き方ではなく、
問題があってもなくても、指示を待たずに、
他人が考えないような取り組みをはじめる、
そんな自発的人材が求められています。

そしてこの行動力が、評価の大きな分かれ目になります。

Proactiveと Self Starterの違いとして、
物事を進める際に、
外部からのはたらきかけや指示なく、自立的に進んでいける、
という点があります。

  • 何もないところにビジネスを起こせる
  • 人が気付かないところに、可能性を見出せる
  • このレベルの仕事を日常的に求め、それが当然だと感じている

このようなSelf Starter人材がいれば、企業にとって大きなプラスになります。

一方日本では、チームメンバーが言われていないこと、
聞かれていないことを勝手にやると、逆に注意される傾向にあります。
なにも聞かずに自発的に動く行動を、推奨している組織はそれほどありません。

期待された成果を100%出すのが大切で、
評価のポイントは「どこまで期待に応えられたか」という点で判断されます。

考え方は経営者や企業それぞれですが、
どうやって「期待を超えるのか」
ここが求められている会社は、思いもよらない成果、結果を残せる気がします。