気をつけたい! Let me…の使い方

例文・トピックス

「〜してもよろしいでしょうか?」

という表現、日本語での会話でよく耳にします。

  • お名前をおうかがいしてもよろしいでしょうか
  • 質問してもよろしいでしょうか
  • 確認してもよろしいでしょうか

など、物事の確認や質問の際に、
まず相手の都合をたしかめ許可をとる、という日本的な思いやりあふれる言動です。

英語では、

  • May I ask a question?
  • May I confirm?
  • Would you mind if I check one thing?

といった表現が当てはまります。

このような事前確認は英語圏でもみられますが、
表現をLet meに変えてしまった場合、意味が大きく変化してしまうため、注意が必要です。

  • Let me ask a question.
  • Let me confirm.
  • Let me check one thing.

このようにLet meからはじめてしまうと、
相手へ事前に確認を取る、というイメージからかけ離れ、

「あなたの都合は知らないけれど、質問するから答えろ!」

という感覚に近くなってしまいます。

Let meは主に、親が子どもを叱る際、

「おい、こらっ!ちょっと待て」

といった声かけに使用されるからです。

同じ様に、

  • I want to ask a question.
  • I want to confirm one thing.

これらの表現も、

「あなたの都合は知らないけれど、質問するから答えろ!」

というニュアンスになってしまいます。

事前に相手の状況をたしかめたいなら、Let meI want toはNG!

無難にMay I を使った方が、ビジネスシーンを賢く渡っていけるでしょう。