正しく意図が伝わる報告の仕方

ちょっとしたコツ

英語で報告をしたり、自分の意見を述べたりする時。
相手に正しく意図を伝える必要があります。
意図を正確に伝達できると、
会議が円滑に進んだり、プレゼンの成功率が上がったりといった
嬉しい結果につながります。

英語で意図を届けるなら、「事実」「考え」「アクション」
この3つをはっきり分けて、発言しましょう。

日本語での「思います」は注意

たとえば、日本語で話す時。
「○○だと思うのですが」
という言葉があります。

しかし、同じ「○○だと思うのですが」という言葉であっても、
○○に入る内容が変われば、意味が違ってきます。

このフレーズは、「事実」「考え」「アクション」すべてのケースで使う可能性があるため、
注意が必要です

○○が事実の場合 = 自分から見た観察

他の立場では、事実が異なる場合に使います。
正確さ、もしくは謙虚さのために「自分は○○だと思うのですが」という断りを入れている例です。

○○が考えの場合 = 自分の見解

周りへ自分の見解を伝えるため、「私は○○だと思うのですが」と話す例です。

○○がアクションの場合 = 私は〜しようと思っている

行動を起こす前に「○○をしようと思っているのですが」という形で使用する場合があります。
自分の思考を説明する例です。

また英語で話す場合、「I think」や「He thinks」、「It looks like」という表現はNGです。
自分が思っていることを言っているのは当たり前のことであり、
それをいちいちI thinkと言うのは自信のなさと印象づけられるのです。
そのため、英語が母国語の人が、これらの言葉を耳にした場合、他人事に聞こえてしまうからです。
発言が事実なのであれば、断定調ではっきりと言い切る習慣をつけましょう。

具体的な「事実」「考え」「アクション」の使い分け

次に、具体的に伝える方法をご紹介いたします。

事実=It is = Be動詞を使う 

●基本は断言

●可能性が低い場合は「%」を使用。

●May be(かもしれない)やProbably(おそらく)は使用しない。

考え=主語を明確にする

●I think、He thinksなど、誰の考えなのか明確にする。

アクション= We do, などの断定口調を使う

●We hope to、We wish toといった希望のニュアンスは使用しない。

●We will do, it is planned toなど、断定調を選んで使用する。

中には断定するだけでなく、自分としての見解を付け加えたいケースもあると思います。
この場合は事実を述べた後、

「It may vary in certain circumstances
   (状況によって変わる可能性はある))
「People may see it differently but this is my observation
  (人によって異なるかもしれませんが、これが私の所見です)」

といった言葉を、最後に足すようにしましょう。


いずれの場合も、個人が発言している=明白に個人の意見として捉えられます。
今日からは「I think」のような表現は控え、伝えたいことを断定しましょう。
逆に、個人がグループ全体を代表して言う場合は、代表であることを伝えるべきです。

グループや誰かの意見を伝える場合は、
「○○さんの意見です」と先に述べてから内容を話しましょう。

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