失敗した時にするべきはリカバリー

ちょっとしたコツ

人間だれしも、かならず失敗する場面があります。
言いそびれた、
誤解された、
馬鹿にされた、
迷惑をかけた、
手違いをした、
数え上げたらキリがありません。

この失敗を防ぐのは、至難の業だと思います。
失敗しないために予防策を講じても、
人生は予想外の連続です。

思いがけない場面に出くわしたり、
もちろん単純に失念したり、
というケースが容易に想像ができます。

また私たちは、
つい失敗しないように考えたり、失敗にたいして怒ったりしがちですが、
    「失敗しない=チャレンジしていない」
ともいえます。

「失敗は成功のもと」という言葉があるように、
失敗を恐れすぎないようにしましょう。

日本では特に、失敗しないことが良しとされます。
ですが海外では、リカバリーできれば失敗しても問題ない、という考えが主流です。
失敗を歓迎するわけではありませんが、
完全に防いだりなくしたりはできないと、理解しています。
失敗するのは当たり前、その時どう行動して、最小限のミスやトラブルで済ませるのか。
ここが重要です。

「Succeed Together, Fail Alone」
一緒に成功するか一人で失敗するか、という表現があります。
これは失敗するなら一人で失敗しろ、
という意味ではなく、一人だから失敗するのだ、という指摘です。

「Fail Early, Fail Often, And Fail Forward」
とも表されます。
早い段階で小さな失敗を見つけ、先手で失敗をリカバリーすることが大切だ
という意味です。

いずれも失敗を忌み嫌わず、
早い段階であればどんどん失敗して、
チーム対処で成功に導くべきと教えてくれています。

小さな失敗の場合。

自分では失敗だと思っていても、
実際はリカバリーの効くごく小さな課題でしかない、
というケースが少なくありません。

今日からは失敗を減らそうと努力するのではなく、
早い段階で上司やチームに相談してください。
違和感を見つけたら、気付いた時にフラグを上げる、といった行動も大切です。

失敗を認めるのは怖いことですし、
自分の非となる可能性もあります。

しかし、ここで遅れをとったり、
対応できなかったりした場合、
もっと大きな問題に発展してしまうでしょう。
失敗したとしても、相談された段階で対処できれば、たいした問題にはなりません。
場合によっては、適切な対応を取れる人だと、
信頼が厚くできる場合もあります。

絶対に失敗しない人はいない。
けれど、絶対に失敗を隠さずに、
早い段階で相談できる人には、今すぐなれます。

失敗を相談しないのは、自己評価に対する恐れであり、エゴです。
一方で、失敗を相談できる人は、ミッション成功がなにより重要だと認識できている証拠。

社会性と仕事のインパクトを理解できる人間になって、
周りからの信頼や業務成功を勝ち取りましょう。