付加価値ある人材になるために

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「Just throw in a warm body.」という文章を聞いたことがありますか?
この英文は、”誰でも良いから、人員を投入すれば良いんだ”という意味があります。

この英文を聞いた時、企業に自分が作業量や労働力として捉えられているのか、付加価値を生み出すSME(Subject Matter Expert)と捉えられているのかは重要だなと感じました。

あなたの”仕事上の立ち位置”は、どちらだと思いますか?

日本の企業は、会社が従業員を育てる責任があります。
徐々に仕事を覚え、自然と成長できる場が与えられます。
一方で、外資系は、従業員が良い仕事ができるか作業しかできないかは、その人の能力、意識、センスの違いだと思われています。
外資系では、高い意識の中で自分を磨いていかないとチャンスは巡ってきません。

待っているだけではチャンスが与えられないのです。

◎付加価値を生み出すSME(Subject Matter Expert)と捉えてもらうために

  1. 自分の興味のある分野・仕事についての意欲を上司と共有し、関与や貢献したい意思を伝える
  2. 自身で強みとしている部分、また知見を広めている分野について上司にPRする
  3. 自分の与えられた仕事以上のアウトプットを目指し、それを示すことに努める
  4. 現在の職務、作業内容の質、スキルの向上を常にPRする

こういったことに努めていけば、おのずとチャンスが巡ってきます。
ただ、”待っているだけ”ではどうにもならないのが、外資系です。

個々の成長度、成熟度を見計らって、上司や会社がそれに見合ったステップを提供してくれるのは稀です。
自ら、ステップアップを志し、チャレンジしていくことで証明する他ないのです。

仕事をやるにあたって、損得を考えるのは良くありません。
人によっては給料や待遇が見合った時に仕事をやるという発想をもっていますが、その逆です。
給料も待遇ももらっていない段階で果敢にチャレンジすることで、成功した時の実績を認められます。
仮に失敗したとしても「ナイスファイト」と好感に代わるチャンスになるのです。

また、カントリーマネージャー、社長の地位を目指す人たちもいます。
しかし、いきなり「そろそろカントリーマネージャーにならないか?」といった良い話が飛び込んでくることはまずありません。
カントリーマネージャーに近い仕事、現カントリーマネージャーを凌駕する仕事や貢献を見せることで、そのポジションが空く可能性が考えられるのです。
給与、待遇が見合ってない内にカントリーマネージャーの仕事をするのは正直言って重荷です。
カントリーマネージャーの仕事を行いながら、自分の仕事を両立するのは思っている以上に大変です。

しかし、その両立を見せなければ、あなたの仕事以上の貢献ができるとは信じてもらえませんよね?

自分の仕事しかやっていないのに、「自分の仕事をきっちりこなしているのは評価されない」というのは通じないのです。

ステップアップするために、自分の役割・実力以上の挑戦を頑張ってみましょう。そして、その支援をしてくれる仲間や上司を多く持つことが大切です。