マンネリからの脱却 会話の最初の一言は?

ちょっとしたコツ

“Hi How are you?” 

これは、英会話の最初の一言として、私たちが習った言葉です。
この挨拶を、今でも便利な言葉として使い続けていませんか?
“Hi How are you?”
に限らず、気がつくと同じ言葉しか言っていない、という方も多いと思いますこれらの言葉は、あくまで会話のきっかけです。
そのため、大きな意味はありませんし、相手の方も適当に相槌を打ちますので問題ないのですが、より距離を縮めたり、会話を弾ませたりしたいのであれば、別の良い言葉があります。

これは、凄腕で知られるある有名な日本人営業マンのお話です。
その方は、会話の冒頭に、

「最近どう?」

と、必ず尋ねます。
何については聞かず、いきなり漠然と聞くのです。
私もこう問いかけられ、

「え?何について?」

と驚いたのですが、その答えも、

「なんでもいいよ。最近色々どんな感じ?」

といった調子です。そして、不思議と会話が盛り上がりました。
この一件の後、再度お話する機会があり、どうして「最近どう?」と聞くのか尋ねてみたのですが、その答えがなるほど。

「最近どう?って聞くと、相手が私生活や仕事で最も気にしていることを聞き出せるんだ」

そう言うのです。
たしかに、何もなければ「いつも通り」という返事になりますし、仕事や家庭のことで悩んでいたら、「最近ちょっと○○のことで……」と答えると思います。
そこへ的確な助言をもらえたら嬉しいですし、励まされるだけでも元気になれます。
これは良いやりとりだと感心しました。

この敏腕営業マンのように、英語でもちょっと質問を変えるだけで、その後の会話を弾ませられます。
「最近どう?」に変わる言葉として、こんな例文を用意してみました。

  • “What’s new in your world?”
  • “How is your life? Everything OK? “
  • “How has your day been so far?”
  • “How are things going?” 
  • “What are your plans for the weekend?” または “How was your weekend? What were the highlights?”

これらの言葉を使って相手へ問いかける時、もっとも大事なのは、“相手が話し始めたら聞き役に徹する”ことです。
相手の話を奪い取って、自分の話をするのは厳禁!
笑顔を忘れず相槌を打てば、会話が弾み、その後のやりとりや会議がスムーズになります。
いつでも寄り添う姿勢で、相手の気持ちをしっかりキャッチしてみましょう。

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