シンガポールのドンキホーテ

考察

皆さんは、シンガポールへ行ったことがありますか?

私の会社は、シンガポールにもオフィスがあり、先日も出張へ行ってきました。
その時、非常に感慨深い経験をしましたので、ここに共有しておきます。

タイトルのドンキホーテをみて、スペインの名作「ドン・キホーテ」が浮かんだかもしれません。
ですが今回は、激安の殿堂で知られる「ドンキホーテ」の方のお話です。

私が出張したシンガポールのオフィスは、大きなショッピングモール内にあります。

このショッピングモールは、シンガポール最大の複合施設といわれていて、
300以上のお店と100以上のレストラン、映画館、ギネスブックにも登録された噴水などがあり、
とても有名な場所です。

これだけのお店がありますので、
「ドクター・ストレッチ」や「東京純豆腐」、「ゴーゴーカレー」といった、
日本のマニアックなお店もあります。
そこに並んで、ドンキホーテも入っています。
ちなみに海外では、ドンキホーテではなく
「ドンドンドンキ(DON DON DONKI)」と呼ばれています。

シンガポールにおいても一際目を惹く「ドンキホーテ(ドンドンドンキ)」のビジュアル。
お店の雰囲気やかかっている曲など、ほとんどが日本のドンキそのまんま。


焼き芋販売や定番のPOPももちろんあります。
品揃えをみてみると、うなぎから本わさびまで、
日本食がずらりとなんでもあり。お値段も手頃でびっくりしました。
ドンキはシンガポールでも人気があり、12店舗がオープンしているそうです。

ひとしきり驚いた後で、私が欲しいのは翌朝の牛乳だったため、
一度ドンキホーテを出ました。お店が300もあると、
どこで牛乳を売っているのか分かりません。
そこで、総合案内所で聞いてみることに。

すると、


「牛乳を買いたいんだけど、スーパーマーケットはある?」
「そこの角に、ドンキホーテがあるよ」
「いや、生鮮食品を買いたいの」
「そこの角にある、ドンキホーテで売ってるよ」
「いや、日本からの輸入品じゃなくて、普通の牛乳が欲しいんだけど」
「そこの角にあるドンキホーテで、普通の牛乳を売っているよ。プロテイン牛乳とかじゃないでしょう?」

そんな漫才みたいな会話になり、すごすごと退散しました。

後から知ったのですが、シンガポールのドンキは生鮮食品へ力を入れているとのこと。
地元の人には、日常のスーパーマーケットなのですね。

その日は自力でスーパーを探し、牛乳を購入しました。
そこで購入したのも、シンガポールにいるはずなのに北海道牛乳。

以前はこんな風に、かんたんに日本食は購入できませんでした。
それが現在は、海外にいながら、日本のものしか買えない時代になっていて、
ちょっと不思議な感覚になったお話です。

ちなみに、ドンドンドンキは、
シンガポールやタイ、マレージア、香港など、さまざまな国にあるそうです。
旅行やビジネスで海外に行ったら、ぜひ立ち寄ってみてください。

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