&の記号のことを、アンパサンドと呼びます。
実は私、恥ずかしながら、
この呼び方を割と最近知りました。
呼び名を知らない頃は、「the symbol for “and”」そんな言葉で、表現していました。
アンパサンドという名前の由来は、
「and (&) per se and」がなまったものだそうです。
この「and (&) per se and」の意味が面白く、
「”&” という文字それ自体が “and” という言葉を意味する」という説明になっています。
アンパサンドについてくわしくなったところで、
&の使い方についても、整理してみました。
前回の「Oxford Comma」の記事と合わせて、英文を作成する際の参考にしてみてください。
<<「&」を使うべきタイミング>>
(1)名前やタイトル
例:M&M、Bed Bath & Beyond、
名前やタイトルには、「&」が多く使われています。
「&」の前後にスペースを置く、置かないは、商標次第。
たとえば、ルートビアは「A&W」ですが、
アイスクリームは「Ben & Jerry’s」という風に、商標登録されているそうです。
これまで、&の前後にスペースを置くべきか、
毎回悩んでいたので、商標次第と聞いてだいぶすっきりしました。
(2)複数の羅列の中でさらにandを使わないといけない場合
例:What sandwich do you want? We have ham & cheese, peanut & jelly, and bacon & egg.
この例のように、複数の羅列の中でandが必要な場合は、「&」を活用します。
(3) 習慣としてそのように利用してきているもの
例:R&B, R&D, Rock & roll,
など、これまでの習慣で使用している例は、そのままの形で「&」を使います。
<「&」を使ってはいけない場合>
(1) フォーマルな文章
といっても、一般的なビジネスメール程度であれば、使用しても構いません。
避けるべきなのは、学術誌や論文などを書く場合だそうです。
(2) 「Oxford Comma」と一緒の混在
前回ブログで触れた、
複数列挙するときの最後のコンマ=「Oxford Comma」は「&」と一緒に混在できない。
それを聞いたとき、なるほどと思いました。
こちらの例文をみてください。
例:
- We have a few kinds of jams, such as fruits, strawberries, and bananas.
- ジャムはフルーツ、ストロベリー、バナナ味などの何種類かあります。
この文章で、ストロベリーの後に続くコンマが「Oxford Comma」です。
もしこのコンマがないと、
- We have a few kinds of jams, such as fruits, strawberries and bananas.
- ジャムはフルーツ味で、それはストロベリーとバナナです。
という文章になってしまいます。
このように「Oxford Comma」の有無によって、
文章の意味合いが変わってしまう場合の、andは「&」にできないそうです。
余談
最後に、その他の記号にも少し触れてみましょう。
- *はアスタリスク またはアステリスク(英: asterisk)と呼ばれます。
- #は「hash(ハッシュ)」または「Number Sign」で表します。
*と♯、電話をかける際などに役立ちますので、ぜひ覚えておいてください。