社内通達や人事など、会社内で交わされる話の中には、期日までしっかり機密管理しなければいけない、という内容が少なくありません。
にもかかわらず、英語での通達だった場合。
期日記載をつい、見落としてしまうこともありますよね。
こんな時、どう対処するのが正解なのでしょうか?
実際にあった例を、みてみましょう。
これは、3月15日に発表する内容の事前通達を、うっかり関係ない人に漏らしてしまった、ある男性マネージャーの話です。
情報を漏らしてしまった彼は、通達を送ってきたお偉いさんから、当然注意を受けます。
その内容がこちら。
Please note that the formal communication about this changes will only be announced on the 15th March formally to the field.
実際に現場への正式アナウンスは3月15日であることを留意してください。
ここまでは、よくある話です。
この時、日本人であれば、「丁寧に深々と謝る」癖がついているので、土下座しかねない勢いの英語で返してしまうでしょう。
ところが、この男性マネージャーの返事は、このような内容でした。
Apologies for jumping the gun. Will keep this under wraps until March 15th.
銃の引き金を急いで引きすぎちゃったみたいで、すいません!3月15日まで漏らさないようにします!
いかがでしょうか?
つい笑顔になってしまう、楽しい内容ですよね。
かしこまったトーンを持ち込まずに、
「わかりました!気をつけます!」
と返しているので、相手のお偉いさんも、周りも殺気立つことなく、
和やかな雰囲気で丸くおさまりました。
チーム内であれば、こういう言葉を選んでもOKです。
あまり恐縮しすぎると、周囲が、
「大丈夫だよ」
「気にするな」
といったフォローに回らなければいけなくなり、逆に雰囲気が悪くなってしまいます。
外国人相手のうっかりミスに、平謝りはNG!
笑って許すしかない、時にはそんな返答を、意識してみても良いかもしれません。